
平和の影に潜むもの
人間とドラゴンが共存を始めて数十年。
戦乱を超えた後に築かれたこの世界は、表向きの平和を保っていた。
しかし、その裏では、徐々に不穏な影が忍び寄っていた。
各地で目撃される突如現れる謎の魔物。
それは、この世界に潜む邪悪な力「ノクス=ヴェルム」の兆候だった。
彼はかつての戦乱の中で積み重なった憎悪や不信が形を成して生まれた存在。
人間とドラゴンの共存を拒むその思念は、影として広がり、平和そのものを脅かしていた。
そんな中、ドラゴニュートは、再びこの世界を守る決意を固め、旅立つのであった。